寒水魚(紙ジャケット仕様)



寒水魚(紙ジャケット仕様)
寒水魚(紙ジャケット仕様)

商品カテゴリー:歌謡曲,演歌,音楽,ミュージック,JPOP,JPOP
収録曲:悪女, 傾斜, 鳥になって, 捨てるほどの愛でいいから, B.G.M., 家出, 時刻表, 砂の船, 歌姫,
セールスランク:24160 位
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1981年10月に発売、大ヒットを記録したシングル「悪女」を含むアルバム。その「悪女」は、シングル版とは趣きの違うソフトなロックアレンジになったヴァージョンを収録。美しいストリングスのイントロダクションに導かれて淡々と、しかし優しく救えない苦しさを歌った「鳥になって」、世の中の寂しい日常をさり気ない風景で描写した「時刻表」など、今日でも聴かれ続けている名曲をつづったアルバム。(谷崎俊太)



流麗なストリングスに彩られた繊細な歌たち

'81年はみゆきさんにとっても大収穫の年だったに違いない。 アルバム『臨月』に続いて、年末にはアコースティックギターが印象的で軽やかなシングル曲の「悪女」も大ヒットを記録した。
さて'82年はと思っていたら、3月にリリースされたこのアルバムもまた新鮮な風を運ぶものであった。

本人の「りばいばる」、さだまさしの「関白宣言」、オフコースの「さよなら」、甲斐バンドの「HERO」などのように、当時のニューミュージックと呼ばれる作品群はシングルとアルバムのコンセプトは別物と扱う傾向が強く、シングル曲をオリジナルアルバムに入れないことが当たり前だった。
みゆきさんもこの傾向に沿って「悪女」を根本からアレンジしなおし、アンニュイな雰囲気で歌った。 間を置かずに老いの悲しみを歌う「傾斜」への流れに唸らされる。
しかしアルバムの本質は、当時の松山千春・谷村新司の編曲やアニメ「銀河鉄道999」で美しいストリングスサウンドを描く青木望氏が手掛けた3曲目以降にある。
リズムセクションが入らない「鳥になって」は今なお自分にとっての理想的なストリングスサウンドであり、ネガティブな気分の時の“癒しの歌”だ。 続く大編成の「捨てるほどの愛でいいから」や前作に続き松任谷正隆氏のアレンジによる4ビートの「B.G.M.」は、彼女の失恋ソングでも段違いに美しいものとなっている。
社会風刺を織り込んだ「時刻表」もあるが、ジャケットコンセプトや悲しみを湛えた「家出」「砂の船」「歌姫」など全体的には女性らしい繊細な雰囲気が漂っており、『臨月』同様に聴きやすいアルバムに仕上がった。 たしか情報誌「ぴあ」の読者人気投票“ぴあテン”1982年アルバム部門の第1位もこれだったと記憶している。

'70年代の“わかれうた歌い”、『はじめまして』から『中島みゆき』までの“ご乱心期”(彼女自身迷いながら作ったためか“Produced by 中島みゆき”とはクレジットされていない)、『グッバイガール』以降の瀬尾一三氏とのコラボレーションなどに挟まれた一作だけの試みだったが、『臨月』と並ぶこの2作こそ僕にとってみゆきさんの(現時点での)最高傑作だと思っている。
ヒットをねらってヒットしたLP

まだ、松任谷由実に対する対抗心が露わだったころである。
ヒットをねらって本当にヒットしたのが、この「寒水魚」だった。
その象徴が「悪女」だった。
当時、「まりこの部屋へ?」で始まるこの曲は、世の中を席巻した。
寂しい女性がたくさんいた。
そういう女性の心に響いたし、
男たちにも響いた。
そんなLPだった。
私の中では中島みゆきの1番

一番多感な頃に買ったアルバムだからか。
私の中では間違いなくNo.1。当時はLPだったが、周りの友人への貸し出し数最多アルバムで、あまりのことに傷が入ってしまった事を覚えている。どんなにハイになっているときでも、このアルバムを聴くと落ち着く。もちろん感傷的な気分にもなるのだが、「冷静に」とか「もう一度考えてみよう」とか自然に頭と心がクールダウンしていく。音楽的な完成度では後の作品のほうが上手にできているなあと思うことがあるが、とにかく感覚に直接訴えてくる力はこのアルバムが最大と思う。

2000年代に「地上の星」から中島みゆきに入った人、1990年代に「空と君のあいだに」からの人、これ聴かなくてはもったいないですよ。でも最大にへこんでいるときに聴くときついかも。
いつ聴いてもすばらしいけれど

みゆきさんの歌声、メロディー、詩、どれをとっても何時聞いても素晴らしい…のはすべての曲に通じることですが、
このアルバムは「孤独」を感じる時に聴いたりします。
最後の『砂の船』を聴き終わったとき、とんでもなく悲しく沈んだりもしますけど。
みゆきさんの歌は、どんなどん底までもついてきてくれる。
そんな安心感があります。
大好きです。


聞きやすい名盤

有名な『悪女』を収録してますが、シングルとは別バージョンなので
ご注意を。
さて、このアルバムは聞きやすいメロディでサラサラした印象。
情景の浮かんでくる歌詞をかみしめながら、それでもリラックスして
聞ける疲れない作品。
寝る時に聞くのにも適してます。
中島みゆきの世界にベスト盤から入ってきた人にお勧めしたい。
『鳥になって』『歌姫』など名曲あり、はずれ曲なし。



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